ただいま木曜日の25時時過ぎ。このホームページらしく、まさに夜中真っ只中でございます。仕事の都合でちょっと更新が途絶えてしまってしまい、ホームページに訪れてくださる方もやや減ってしまいました。しかし、たとえ1人でも見てくださり、「ぶどうジュースって癒されるんだな」「ちょっとした心の支えになるんだな」などと思ってくだされば嬉しいです。
そんな本日にいただくぶどうジュースは、「チェリオグレープ」という一品(商品ページはこちら)。お恥ずかしながら私、チェリオは聞いたことあるし、グレープではないのですがライフガードなどを何度か飲んだこともあるのですが、「チェリオ」について一度も深く考えたことがありませんでした。サントリー社やキリン社など大手飲料メーカーの中のいちブランドなどと勝手に思っていたのですが、チェリオグレープのラベルを見ると、製造所に「株式会社チェリオコーポレーション」という文字が。まさかのチェリオ社による自社名を冠した飲み物と知って衝撃を受けました。「自社の看板を背負ったぶどうジュースなんてかなり気合い入ってるじゃないの…」と。
もう少しチェリオを深掘りすると、チェリオコーポレーションの本社は京都にあり、チェリオジャパンという会社の本社は東京・丸の内にあるのだとか。なお、京都の本社は令和になってからで、それまでは大阪に拠点を置いていたようです。元々大阪の会社と知ってとても納得しました。なんかこう、大阪の飲料会社ってそういうブランドの雰囲気というか、トーン&マナーを纏っていますよね。個人的にはとても好きです。
だってもう、チェリオのホームページからして面白くて、会社情報のページにいきなり謎のキャラが出てて、しかもそこでは特に解説もなされていないんですよ。ページ全体の雰囲気はそれほどおふざけな感じではないのに、唐突に謎キャラがいるからシュールで笑えます。ちなみに、「チェリオ」ってなんなんだろうと思ってホームページを見渡したのですが、特に名前の意味や由来は見つかりませんでした。英語で「CHEERIO」、日本語で「さようなら、じゃあまた、ではまた」あるいは「乾杯!祝杯!」などといった意味のようで、おそらく後者の意味合いが強そうな気がします。
そんなチェリオのグレープなのですが、ホームページによると独自のレシピを使っていて、しかもより安心して美味しく飲めるようリニューアルしたとのこと。具体的にどうリニューアルしたのかは書いてありませんが、安心して、ということは着色料などの余計なものを使わなくしたのかな?と思ったのですが、ラベルを見ると着色料は普通に使っていたので真相は定かではありません。いずれにせよ、どのように変わったのか楽しみですね。
ということで、早速、飲んでみましょう。
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このチープな味が最高!!
味も香りも全てが人工的で、近しい味はコカコーラ社のファンタグレープかなと思います。ファンタグレープよりもより果汁感が薄く、駄菓子屋にあるグレープ系のグミやキャンディーなどのお菓子のような味がします。香りはぶどうではなく砂糖の甘さで、主張は弱め。もちろん、本格派のぶどうジュースを求めているならチェリオグレープはちょっとそぐわないかもしれませんが、まるで高速道路のサービスエリアで食べるザ・シンプルなラーメンの沁みる感じと言いますか、この夜中に飲むチェリオグレープがまさにそういった感覚でとても良いんですよね。
ラベルにsince1965とあるように、ぶどうジュースとしてもかなり古株なわけで、多くの飲料水メーカーはチェリオグレープやファンタグレープからいかに違う道を進むかを考えた結果として今日があると思うんです。そのおかげでこのようなホームページができるくらい、ぶどうジュースと言うだけでも実に数多くの商品が世の中に出ていますが、チェリオグレープはその源流と言っても過言ではありません。多種多様なぶどうジュースがある今だからこそ、あえて原点に立ち返り、絶対に飲んだら太るこの夜中に思いっきりチェリオグレープを胃に流し込む。この背徳感の美味しさといったらもう他には変えがたい。
いつから私は、ぶどうジュースに、いや、ぶどうジュースに限らず、あれもこれも求めるようになったんだろう。
チェリオグレープのこの良い意味でチープな、昔ながらの人工的なグレープの味をいただくことで、何か日々生きていく上での初心に返ったような感覚がありました。こう書くとやや言い過ぎかもしれませんが、夜中に飲むチェリオグレープはめちゃくちゃ良い。これは間違いありません。
チェリオ グレープ
・フレッシュさ:3/5
・濃厚さ:1.5/5
・自然的 or 人工的:人工的
・どんな夜に飲みたいか:夜中に背徳感満載のぶどうジュースを飲みたくなっちゃった時に