ただいまの時刻は20時過ぎ。いつの間にか更新が途絶えてしまっていましたが、今年も冬の時期が到来ということで、コンビニやスーパーではぶどうジュースの種類が豊富になってきました。まだまだ12月も地味に残っていますが、今年のラストスパートということで、ぶどうジュースを飲んで適度に一息つきながら張り切っていきましょう。
さて、本日いただくぶどうジュースは、「ウェルチ 濃いぶどう」という一品(商品ページはこちら)で、駅の自販機で購入して自宅に持って帰ってきました。ウェルチと言えばこのサイトでも何度か取り上げていますが、ぶどうジュースと言えばウェルチと言っても良いほどメジャーなブランドですよね。商品ページの説明によると、
飲み切りサイズの濃いおいしさで瞬間的に気分転換
忙しい中、ひとりでちょっとした満足感を得たい大人に向けた、飲み切りサイズの濃くておいしい本格ぶどう果汁飲料です。ポリフェノールたっぷりの厳選されたコンコードグレープと、フルーティーな白ぶどうを皮ごとまる搾りしてブレンドしました。ぶどう由来のポリフェノールも摂れます。
とのこと。ひとりでちょっとした満足感を得たい大人に向けた、というコンセプトがとても良いですね。まさにこのサイトと同じ考えでとても共感を持てます。ぶどうジュースって、誰かと飲むのももちろん良いんですが、一人でしっぽり飲むのもとても良いんですよね。ぶどうの深みに静かに沈んでいくような感覚と言いますか。
ということで、早速、飲んでみましょう。
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ううむ、普通だ(笑)。
商品名は「濃いぶどう」ですが、果汁は50%なのでそれほどぶどうらしいずっしりとした濃さはなく、むしろお風呂上がりなどにゴクゴク飲めるようなカジュアルさを感じました。内容量も280mlと、公式商品ページにもあったように一人でもあっという間に飲めてしまうサイズ感で、じっくりとぶどうジュースと向き合うというよりも、ちょっとした気分転換にぶどうジュースをチャージしたいくらいのニーズに合いそうだと思います。
一方で、厳しいことを言えば、天下のウェルチブランドにもかかわらず、全体的に中途半端な味になってしまっているなと感じました。自販機で購入できることから、より気軽にぶどうジュースを人々のライフスタイルに組み込みたい狙いがあったのかもしれませんが、それならば濃厚さを押し出す商品名ではなく、ウェルチらしい濃厚さもほどほどに楽しめるけど、メインとしてはカジュアルにサクッと味わえる部分を商品名とした方がいいのでは?と思ってしまいました。
私もそうですが、ぶどうジュースファンならウェルチは大好きなんです。そして、ウェルチにはぶどうジュースそのものの地位向上を担う存在として大きな期待も寄せています。ぶどうジュースとしての深みや渋みといった奥行きを、もっと胸を張ってガツンと世の中に提案して欲しいと個人的には思っています。それゆえに、この商品は中途半端に世間に迎合したようなニュアンスを感じてしまい、その気持ちはよくわかるのですが、ぶどうジュースファンとしてはちょっと残念に感じてしまいました。
ぶどうジュースに限らず、美味しい飲料商品は次々と登場しています。その中で、他の何よりもぶどうジュースを選ぶ、という人がもっと増えるためにどうすればいいか。商品担当者の方のそういった苦悩を思わず想像してしまう、いろんな意味でリアリスティックなぶどうジュースだと思いました。普通に美味しいは美味しいんですけどね。
ウェルチ 濃いぶどう
・フレッシュさ:3/5
・濃厚さ:3/5
・自然的 or 人工的:やや自然的
・どんな夜に飲みたいか:とりあえず気軽にぶどうジュースを胃に流し込みたい夜に