ただ今、月曜日の23時。まだまだ仕事は山積みですが、今日はもういいやと先ほど会社のパソコンを閉じました。なんだか今日はいつもに増しておいしいぶどうジュースでリフレッシュしたいと思い、今回は泣く子も黙るフルーツ界の王様、千疋屋のぶどうジュースを飲みたいと思います。
その名も、「葡萄果汁」(商品ページ)。商品ページではぶどうジュースの他にもりんごジュース、トマトジュースがセットになったバージョンとして紹介されており、千疋屋のサイトでは今回いただくシリーズはバラ売りはしていない模様。ちなみに私はぶどうジュースはないかと足を運んだ千疋屋の実店舗でバラ売りされていたものを購入しました。
まず商品パッケージでユニークだなと思ったのが、目立つところにしっかりと品種の説明が書かれていること。「キャンベル・ナイヤガラ・ケルナー」の3種を使っており、「さわやかな香り、甘酸味のバランスの良いこくのあるぶどうジュースです。」とのこと。すごく良いとこどりのような紹介文ですね。千疋屋だからこそ、このようなぶどうジュースの要素てんこ盛りの説明でもゆるされるような気がします。
では、実際に飲んでみましょう。
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さすがフルーツ界の王様。まさにキング。見事としか言いようのないバランスですね。
いやほんと、看板に偽り無しと言いますか、まさしくパッケージに書いてある紹介文の通りで、今回はそれ以上にあまり言うことはないかもしれません。
しっかりと香りつつ、鼻にツンとくるほどではなく、程よい感じで、飲み口は酸味もあり、まろやかもある。さっぱりとした飲みごたえなのに、口に残る余韻も楽しめるという、おいしさを構成するさまざまな要素を全て高次元でまとめている、かなり偏差値高めのエリートジュースですね。
あえてひねくれた見方をすると、もし仮に「何かおすすめのぶどうジュースある?」と聞かれた際に提案する一本ではないかもしれません。人間とは不思議なもので、完全なるオールラウンダー的なものよりも、何か一つの要素がものすごく突き抜けたものの方が印象に残りやすく、そういう意味でこのぶどうジュースは、記憶には残りづらいかもと思いました。もちろん、誰が飲んでもおいしいと思うはずなので、ハズさない一本であることは間違いないのですが、おすすめを聞かれたならば、より印象に残るようなものを提案したいと思ったので、私ならおそらく別のぶどうジュースを選ぶでしょう。
私はこのぶどうジュースのような完璧とはほど遠く、人間として劣っているところばかりなのですが、このような全てにおいて完璧な存在だからこそ抱く悩みもあるのかもしれないと、このレビューを書いていて思いました。どんな人でも大なり小なり、悩みや不安を抱えているんですよね。
千疋屋「葡萄果汁」
・フレッシュさ:5/5
・濃厚さ:4.5/5
・自然的 or 人工的:自然的
・どんな夜に飲みたいか:どんな夜にでも基本的におすすめ