【この記事を最初に公開したのは2022年2月。その後、11月に再び出会ったので再度レビューしています。以下、2022年11月の追記です】
ただいま月曜日の深夜23時前。厳密にはもう火曜日ですね。今週はなかなか業務量が多く、とりあえず月曜分は先ほど終えたのでぶどうジュースをいただきながらひと息つきたいと思います。
今回ご紹介するのは、セブンプレミアムの「濃いグレープサイダー」。商品ページは今年2月時点に記載した下記をご覧いただければと思いますが、おそらくこの商品は秋冬限定なのでしょうか。「あ、新しいぶどうジュースが出てる！」と思って手に取ったものの、このホームページを見返すと前回の冬にも出会っていたという。
記事としては既に書いているので今回は記事にしないで飲もうかとも思いましたが、せっかくなので今年2月時点と何か変化がないかを確認しながらいただこうかと思います。ということで早速、飲んでみましょう。
・・・
…うん、変わらぬおいしさ。
半年以上前に自分が書いたレビューを見返しても、「うんうんそうだよね」と思うばかり。そうなんです、セブンプレミアムの濃いグレープサイダーは、炭酸の度合いもすっきり具合も、鼻から抜ける香りもぶどうらしい濃厚さも、全てがものすごくバランスが良く仕上がっているのが大きな特徴。究極の普通と言うと大袈裟かもしれませんが、老若男女が24時間利用するコンビニという場所で売られるぶどうジュースとして、まさにど真ん中を狙ったようなものだと思います。それほどぶどうジュースに強い関心がない方が、「たまにはぶどうジュースでも飲もうかな」と言いながら手に取ればきっと満足できる一品だと思います。
普通、と聞くとなんだか物足りないのでは？と思われる方もいるかもしれません。ですが、日本が誇るプロダクトデザイナーの巨匠、深澤直人氏が語るように、多くの人にとって「普通」である存在になることは非常に難しいことだと思うんです。さまざまな趣味趣向を持つありとあらゆる人にとっての及第点を安定して叩き出すことの凄みを、このぶどうジュースに感じざるを得ません。
一方で少し思うのは、ここまで「普通」のぶどうジュースのクオリティが高いと、もうこれで十分満足してしまい、他にも星の数ほどあるぶどうジュースを楽しもうとする能動的なモチベーションも育まれないかもしれないということ。これはぶどうジュースに限らず他の飲食物やそれ以外の商品にも当てはまると思われ、そう考えるとセブンプレミアムというプライベートブランドの恐ろしさを感じますね…。メーカーの方々は本当に大変だと思います。
と、そんなことをつい考えてしまう、「普通」というものを突き詰めたすごいぶどうジュースだなと改めて思いました。おそらく来年の2月くらいまでは販売していると思うので、セブンイレブンで見かけたらぜひ、手にとって眠れない夜にお楽しみいただければと思います。
【ここから先が2022年2月時点での記事】
ご紹介するのは、セブンイレブンで見つけたぶどうジュース「濃いグレープサイダー」。（商品ページ）
仕事で疲れていればいるほど、濃厚なぶどうジュースを飲みたくなるもの。ということで、疲れが溜まっていた木曜日の夜に飲んでみました。
気になる味は、うん、確かに濃いかもしれない。濃さだけで言えばウェルチなどの方が強い気がしましたが、炭酸でさわやかさが強調されがちな中でここまでの濃厚さを感じられるのはすごいかも。
果汁は10%未満とそれほど多くはなく、なのでぶどうらしいフレッシュな感じは少なかったものの、程よく炭酸が効いているので物足りなさはありませんでした。コンコードグレープの果汁を使っているとのことなので、コンビニで買える気軽さにもかかわらず、本格的なぶどうジュースさながらの重さを出せているのかもしれません。
毎日飲めるくらいにちょうどよくスカッとしてて、1日の仕事の疲れをちょうどよく癒してくれる濃厚さ。
フレッシュさや濃厚さなど、どちらかにもっと振り切ればインパクトも出ると思うので、このジュースはふつうの味と言えばふつうなのですが、コンビニで気軽に買えるぶどうジュースとしてはこれで間違いないと感じました。
こういう、「ふつうにおいしいぶどうジュース」こそ、日に日に溜まっていく疲れやストレスを癒してくれるありがたい存在なのだなと、この記事を書いていて実感しています。
コンビニで買えるふつうにおいしいぶどうジュースは、偉大だ。
セブンイレブン「濃いグレープサイダー」
・フレッシュさ：3/5
・濃厚さ：3.5/5
・自然的 or 人工的：やや人工的
・どんな夜に飲みたいか：平日の仕事終わりにちょっとした気分転換として
