今夜いただくのは、ウェルチの「1房分のぶどう」(商品ページ)。
ウェルチと言えばぶどうジュース業界の超メジャーブランドですが、その始まりは1869年。ぶどうジュースを開発したと言われるウェルチ博士がブランド名の由来となっているのですね。ウェルチの日本における親ブランドであるアサヒ飲料のページにその長い歴史について詳しく紹介されているので、ぜひ一度読んでみてください。なかなか興味深いですよ。
そんなウェルチですが、今回いただく「1房分のぶどう」以外にもラインナップは充実していて、「グレープ100」なんてもうぶどう12房分って書いてあります。12房分って…(笑)。これを見たあとだと、「1房分のぶどう」って大したことないんじゃって思うのですが、実際のところを確かめてみましょう。
実際に飲んでみると…、確かに、これは「1房分」かもしれません。
「12房分」の情報を知っちゃったあとだからかもしれませんが、思ったよりも濃厚さはなく、さっぱりとしてゴクゴク飲めるタイプの味でした。ただ、さすがはウェルチ。ゴクゴク飲めつつも、ほんのりとした後味も印象的で、ぶどうをいただいている感をしっかりと楽しめます。これがないとかなり人口的な味わいに傾くので、その点においてウェルチはやはりナチュラルなぶどうの味にとてもこだわりを持っているのだとよくわかります。
何口か飲んだあとにパッケージを見返すと、果汁は25%とのこと。あ、そんなに入っていたんだ。確かにこのナチュラルなぶどう感はこのくらいの果汁が入ってないとおかしいですね、納得。
飲み始めこそスッキリさっぱりした印象が強く、正直「ちょっと物足りないかも?」と感じたものの、飲み進めるほどにこのバランスの良さを実感してきます。コンビニで買えるような、つまり誰でも飲むようなタイプのぶどうジュースであるがゆえに、あまり濃厚すぎると人を選んでしまうため、さっぱりとした印象を重視しつつ、ウェルチらしいしっかりとしたぶどう感も絶妙に残すという。150年以上の歴史による積み重ねはこういうところに出ているのかもしれないと思うとなんだか感慨深いです。
この歴史に思いを馳せている間は仕事のこともちょっと忘れられそうで、そういう意味では眠れない夜にぴったりのぶどうジュースかもしれません。さすがウェルチ。
ウェルチ「1房分のぶどう」
・フレッシュさ:4/5
・濃厚さ:2.5/5
・自然的 or 人工的:まあまあ自然的
・どんな夜に飲みたいか:ほど良く疲れた月曜から金曜の夜に