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開発陣に思いを馳せたくなるぶどうジュース|アサヒ 三ツ矢 クラフトフルーツコンコードミックス

アサヒ 三ツ矢 クラフトフルーツコンコードミックスの表紙

数ヶ月ぶりの更新となるこのサイト。ちょっと仕事関係で色々あったのですが、相変わらずぶどうジュースを飲みながら日々業務に励んでおります。いつの間に8月も中頃となり、すっかりぶどうの季節になりました。つい先日もNHKのニュースにて、山梨ではぶどう狩りをしに訪れるファミリーたちで賑わっているなんて取り上げられていました。私も、仕事がもうひと段落したらぜひ山梨へ足を運びたいなと思う今日この頃でございます。そんなことをぶつくさ言いながら、これから飲もうとしているのはアサヒ飲料の三ツ矢サイダーシリーズの「クラフトフルーツコンコードミックス」というぶどうジュース(商品ページ)。

近所のセブンイレブンで見つけたのですが、調べてみると結構このぶどうジュースのレビュー記事や動画があってちょっとびっくり。三ツ矢シリーズは人気があるみたいですね。

パッケージには「契約農園のコンコードなど厳選したグレープ果汁を使用」とあり、コンコードグレープ1本槍ということではなく、いろいろなぶどうの味が組み合わさっているその奥行きをコンセプトにしているのでしょうか。
商品名には「クラフト」とあり、ビールやコーラなどでもよく使われているバズワードがここでも採用されています。厳密に言えばその意味は違うような気がしますが、クラフトに込められたニュアンスとしては「個性的」みたいなことでしょうか。画一的なものではなく、ちょっとクセのある、作り手のこだわり的なものを強調しているといったことを表しているのだと思われます。

コンコードグレープなど複数のぶどうを使った、クラフト感のある個性的な味わいとはいったいどういうものか。実際に飲んでみましょう。

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一言でいうと、安定感のある炭酸ぶどうジュースって感じ。
まず、フタを開けた時の香りはほぼゼロで、これは人によって評価が分かれるところですが、この時期にコンビニで買うカジュアルなぶどうジュースとしては、香りがない方がゴクゴク飲めていいのかなと思いました。味は甘めで、ぶどうの苦味もほぼなく、後味もかなりすっきり目。炭酸も強すぎず弱すぎずのちょうどよさなので、爽快感がありながらも乾いた喉にガンガン入っていく感覚が心地いい。「香料・砂糖・着色料は使用せず、果実と炭酸で作りました」とパッケージに記載されているのですが、「あーなんかそんな感じする!」と思える爽やかさで、さすが三ツ矢サイダーブランドと思いました。

一方で、商品名にある「クラフト」に込められたものは、個人的にはあまり感じませんでした。個性…、いや、あまりないような気がする…。ただ、それはぶどうジュースというカテゴリーの中ではあまり個性が感じられないだけで、果汁100%ですし(うち、コンコードグレープ果汁は35%)、三ツ矢サイダーブランドとしては確かに味は濃い目なので、そこでクラフト感が表現されているのかもしれません。

確かに、クラフトという言葉に引っ張られすぎてより個性的にしてしまうと、三ツ矢サイダーというよりウェルチ、みたいなことになってしまいますもんね。あくまで商品としての軸は三ツ矢サイダーであり、三ツ矢サイダーとしてのすっきり感、爽やかさは保ちつつ、ぶどうらしい芳醇な味も楽しめるというぶどうジュースでした。三ツ矢サイダーのコンセプトをしっかりと守るという、開発者の方々のプライドを感じ、「開発者の人たちもきっと色々葛藤があったんだろうな、自分も頑張ろう」と勝手に共感してしまった夜でした。

アサヒ 三ツ矢 クラフトフルーツコンコードミックス

・フレッシュさ:3.5/5
・濃厚さ:1/5
・自然的 or 人工的:人工感はなし
・どんな夜に飲みたいか:商品コンセプトってなんだろうと悩む夜

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