ただいま日曜日の24時前。先週は比較的業務が多かったのですが、明日からの週も同じくらいあり、まあまあ憂鬱な気持ちになっております。今週は水曜日が祝日ですが、きっと何かしら仕事をやるんだろうなと思うとあまり喜ばしい祝日ではないという。悲しい。
最近は日曜日の夜に新しい記事を公開するルーティンとなっていますが、ありがたいことにこのサイトを見てくださる方もゆるやかに増えており、ちょっとテンションが上がっているので、もっと盛り上げていくべく更新頻度を増やしたいと思っています。
ということで、本日いただこうと思っているのは、カルピスソーダの「果皮ごとすりつぶしたグレープ」というぶどうジュース(公式商品サイトはこちら)。近年はよくカルピスソーダベースでさまざまなフレーバーが登場していますが、その中でもここまでぶどうにスポットライトを当てたものはなかったのではないでしょうか。先にあげた公式商品サイトによると、
皮ごとすりつぶしたグレープ果汁をブレンドした乳性炭酸飲料です。ブランド史上最高となる果汁率10%とすることでしっかりとコクのある味わいを実現しました。
ということで、書かれているように果汁10%というのはカルピスブランドにしてはかなりたくさん入っているのが最大の特徴。また、果皮ごとすりつぶしたとパッケージで大きくうたわれており、ぶどう風味ではなく、しっかりと本物のぶどう感を楽しめますよというブランドの力強いメッセージが伝わってきます。ということで、実際に飲んでみましょう。
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おお、これは新しいかも。
これほどぶどう感を強調しているだけあって、飲み始めから後味までしっかりとぶどうジュースらしさを感じられます。カルピスソーダのフレーバーはあくまでカルピスソーダが母体であり、それ以外の味はちょっとしたスパイスくらいのバランスのものが多いですが、これはぶどうジュースベースでそこにカルピスソーダがプラスされている、と言っても過言ではないくらい、ぶどうがカルピスソーダの牙城を崩す勢いで主張しています。これはおもしろい。
このように両者ともに譲らないような塩梅なので、ともすればバランスを崩し、まとまりのない味になってしまうと思いきや、なぜか両者の主張性はそのままにバランスも絶妙に整っているというなんとも不思議な飲みごたえがあります。このバランス感にこそカルピスブランドとしての知恵と技術とプライドが詰まっているような気がして、それをさりげなく出してくるあたりがニクいなあと感心させられます。
もちろん、純粋なぶどうジュースではないので、山梨で売っているような本場中の本場のぶどうジュースのようなものを求めている方には合わないと思いますが、そのような方はおそらく手に取らないはず。カルピスというフィルターを通じてぶどうジュースの可能性を広げている、チャレンジャーな一品だと思いました。期間限定のようなので、見かけたらなるべく手に取るのがおすすめです。
カルピスソーダ 果皮ごとすりつぶしたグレープ
・フレッシュさ:3.5/5
・濃厚さ:1/5
・自然的 or 人工的:人工的
・どんな夜に飲みたいか:ちょっと変わったぶどうジュースを飲みたい夜に